このページは東京都の特殊詐欺加害防止特設サイトから制作されています
10代、20代の若い世代が闇バイトに手を出し、犯罪に加担して逮捕される事件は後を絶ちません。
最近実施されたアンケート調査で「『闇バイト』という言葉を聞いたことがある」と答えた割合は、高校生で全体の96.8%(ディップ株式会社調査、2023年12月)、大学生で94.5%(株式会社ペンマーク調査、2023年5~6月)にのぼります。
闇バイトへの認知度は高いのに、なぜ足を踏み入れてしまうのでしょうか? 借金など経済的な理由から、あるいは闇バイトと知りながら軽い気持ちで手を出す例がある一方、闇バイトの求人情報と気づかずに応募してしまうケースも実は多いのです。
そこで、SNSで発信される求人情報が適法なアルバイトか、あるいは闇バイトかを答えるクイズを以下に出題します。闇バイト情報を見分ける判断力が自分にあるかどうかがわかりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
*クイズはいずれも警察庁発表「犯罪実行者募集の実態」をもとにディップ株式会社が制作したダミー文章により構成。
<第1問> 高収入のバイト
─ どちらが闇バイト?
⬇︎
⬇︎
⬇︎
<第2問> 初心者大歓迎のバイト
─ どちらが闇バイト?
⬇︎
⬇︎
⬇︎
<第3問> 簡単作業のバイト
─ どちらが闇バイト?
⬇︎
⬇︎
⬇︎
「報酬が高すぎる」
「DMで連絡」は要注意!
いかがでしたか? 3問とも正解できたでしょうか。
クイズの「闇バイト」求人情報に共通している特徴は、報酬が高すぎ時給の記載がないこと、そして連絡手段がDM(ダイレクトメッセージ)と指定されていることです。
2024年4月の全国パート・アルバイト平均時給は1,359円(ディップ株式会社調査)で、1日8時間働いても1万円ほどです。とびぬけて高収入が得られるアルバイトなど一般的にはありません。
また、応募者とのやり取りに匿名性の高いSNSのDMを使えば足がつきにくいことから、犯罪に利用されることが多いのです。
その他、記載されている内容をよく読むと、運ぶだけ=「運び屋」の募集、電話受付=「架け子」の募集、そして「口座買取」など、特殊詐欺に特有の求人情報であることがわかります。
現役高校生の8割は
闇バイトの求人情報を
判別できない!?
ディップが2023年12月に実施した調査によれば、このクイズに解答した高校生250人のうち3問とも正しく答えられた生徒は全体の23%にとどまりました。8割近くはSNSで発信される求人情報が危険であるかどうかの判別がつかなかったのです。
無防備にSNSなどの情報に接していると、自分でも気づかないうちに闇バイトに手を出してしまうこともあります。「報酬が高すぎる」「仕事内容がわかりにくく怪しい」などの違和感を覚えたら、すぐに相手にコンタクトを取らず、立ち止まって書かれている内容をもう一度チェックし、家族や友人に相談することも必要です。
大切なのは、闇バイトに取り込まれないための情報リテラシーを高めること。本サイトに記載されている情報をもう一度よく読み、日ごろから特殊詐欺に関するニュースや情報に幅広く接して、正しい知識や判断力を身に付けるようにしましょう。
本ページにおける著作権は東京都が保持します